SPLD
SPLDとは、Simple Programmable Logic Deviceの略で、プログラム可能な論理ICのことです。規模もさまざまで、PAL,GALなどに代表されるごく小規模なSimple PLDからFPGAのように何千万ゲートもの大規模なPLDまであります。ここでは、アマチュアでも手軽に利用できるSPLDに限って説明しましょう。
回路設計にPLDを利用することの利点・欠点は、いろいろな文献が能書きをたれていますが、アマチュアが利用する分には複雑な論理回路も容易に実現可能とか、セットの小型化や配線の簡略化に尽きるでしょう。特に、前者についてはアイディアがあっても複雑でやる気になれなかったのがPLDの利用で手軽に実験できるようになりました。欠点は消費電力でしょうか。PLDはけっこう大食いなので、バッテリ動作のセットには使いにくいです。
まぁ、いずれにしろマイコン回路の設計技術者にとって、PLDを使いこなせることは必須条件となってきているくらいに、ごくありふれたデバイスになりつつあります。